ポップライフ（中央区）は10月10日、郷土料理店「金沢近江町市場　らくまつ」（千代田区有楽町1、TEL 03-3509-1777）を複合飲食店ビル「フードアパートメント日比谷」7・8階にオープンした。

　「らくまつ」は金沢の言葉で、のんき者、楽天家の意味。「明るく楽天的な気持ちになって頂けるように店名にした」（同社）という。同店は石川県に協力を仰ぎ、地元の業者や仕入れルートを確保。同社広報担当者は「金沢近江町市場から直接仕入れる食材などを最大限に生かし、石川の郷土料理を全面的に押し出した」と話している。

　店舗面積は85坪で、7階＝奥座敷に入り込む「城内」、8階＝茶屋や酒場、薪能舞台など庶民的な「城下」をイメージした内装が特徴。客席は個室が中心で、いろりを備えた個室も用意。

　メニューはコースが中心で4,500円から。単品メニューは「がすえびのお造り」（980円）、「秋刀魚と秋茄子のいしる揚げ」（980円）、「加賀蓮根のぴり辛きんぴら」（680円）、「金沢の治部煮」（1,080円）、「加賀麩、三種の田楽焼き」（1,280円）など。客単価は6,000円～8,000円を見込む。

　「通常コースは季節ごとに変えるのが一般的だが、『らくまつ』では1カ月ごとを基本とし、金沢から良いものが入ればその場でお客様に提案していくことも考えている」（同広報担当者）という。営業時間は月曜～金曜＝17時～24時。土曜＝17時～23時30分。日曜・祝日定休。

らくまつ