西日本を皮切りに一番茶の収穫が始まり、日本茶専門店「茶・銀座」(中央区銀座5、TEL 03-3571-1211)でも5月1日より、今年の新茶をいち早く紹介する「新茶フェスタ 2012」を行う。
店内で販売する茶が全て新茶へと入れ替わっていくこの時期は「茶屋にとって一年で一番忙しい時期」と、同店を運営する「うおがし銘茶」(湊3)企画室広報の土屋葉さん。現在は「ようやく鹿児島から新茶の入荷が始まったばかりで、これから毎日新しいお茶が増えてくる」という。
同企画は2010年より、八十八夜に合わせて開催。1階で限定新茶を販売し、2階・3階の喫茶スペースでは「葉」「芽」「茎」の各部位だけで入れたお茶や、茶請け、ワインなどを提供するウエルカムパーティーを展開する。
「春包み」は今年初めて登場する新商品。新茶を焙(ほう)じて作る「金のほうじ茶」(50グラム程度)と、八十八夜近辺に収穫された茶を詰めた「特別新茶」(100グラム程度)を、球型のケースに箱詰め。イラストレーターの和田誠さんがデザインした風呂敷で包み込み、全体で茶摘みの「一芯二葉」を表現する。限定150包で1,890円。
他にも同店の看板商品「しゃん」の新茶で「とてもおいしい『しゃん』」という意味を込めた「とてしゃん」(100グラム=1,050円、限定2000袋)や、「新茶が葉茶、芽茶、茎茶の合組(ごうぐみ)からできているということを知ってもらいたい」との思いで手掛ける商品で、各部位を自分でブレンドできるセットやペアカップを詰め込んだ「新茶福袋」(3,990円、各日限定81袋)も販売。
新茶は「味はまだまだたよりないが、みずみずしく、柔らかいのが特徴」と土屋さん。「お茶好きの方なら『入れ替わったな』と気付いてもらえるはず。ふらっとイベントに足を運んで、気軽な気持ちで新茶を楽しんでもらえたら」と話す。
開催時間は11時~18時。パーティー入場料は700円。5月6日まで。