クリエイションギャラリーG8（中央区銀座8、TEL 03-6835-2260）で8月20日、イラストレーター165人が出品する合同展「絵に描いた座右の銘」が始まった。

　主催は東京イラストレーターズ・ソサエティ（TIS）。TISはイラストレーター同士の情報交換や情報発信などを目指して1988（昭和63）年に発足。安西水丸さんが理事長を務め、会員数は218人（2012年3月現在）に上る。

　TIS展は1989年から、テーマ、素材などに変化をつけながら実施。G8での展示は1995年から続く恒例企画で、18回目を迎えた今回は各自が抱く「座右の銘」をテーマに作品を描き下ろした。

　参加するのは安西さんのほか、TIS設立者の一人でもある宇野亜喜良さん、和田誠さんなどの大御所から、ヘタウマ系統の絵柄で親しまれる花くまゆうさくさん、絵本、漫画、アニメーション制作でも活躍するイラストレーターユニット「100％ORANGE」、「クライマーズハイ」（文芸春秋、著・横山秀夫さん）のカバーイラストなどで知られる松尾たいこさん、漫画家本秀康さんなど、 幅広い分野から集まった165人 。

　作品は全て30センチの正方形サイズで、「偉人の名言」「ことわざ」「ほっとする一言」など、思い思いの座右の銘が集結。作品は一部を除いて1点3万5,000円で販売する。

　同ギャラリー広報担当の小高真紀子さんは「日本のトップクラスのイラストレーターの作品が一堂に会する見応えのある展覧会。各作家がどんな言葉を座右の銘に選んでいるのか、それをどんな風に絵で表現しているか、楽しんで見てもらえれば」と話す。

　開催時間は11時～19時。日曜・祝日休廊。9月14日まで。