ファサードに垂れ下がる巨大な白いヘビのイルミネーションが11月9日、ブルガリ銀座タワー(中央区銀座2)で点灯した。
昨年3月、1884年創業以来の一族経営に終止符を打ち、仏・高級ブランドグループLVMH傘下に入った同ブランド。今年2月には、クリスチャン・ディオールの再生やフェンディの成長に尽力してきたマイケル・バークさんがCEOに就任。現在はブランド全体での「長期ビジョンでの大口投資」に乗り出しており、日本国内でも阪急うめだ本店、新宿伊勢丹、千葉そごうなど、相次ぐリニューアル・新規出店を進めている。
同ブランド最大の旗艦店として2007年に開業したブルガリ銀座タワーでは、3階のブライダルフロアをリニューアル。併せてタワー開業5周年を記念して、11月10日より「イタリア至高の輝き展」をスタートさせる。会場はタワー8階プライベートラウンジと同4階サローネで、エリザベス・テーラーのプライベート・コレクションや、同ブランド128年の歴史を通して生み出してきた希少なジュエリーアーカイブ約90点を一挙に公開。入場無料。12月30日まで。
白ヘビのイルミネーションは、マイケル・バーグCEOが来日した11月9日に初点灯。ヘビは同ブランドの代表的なシリーズ「セルペンティ」の名で知られるおなじみのモチーフで、10階建てのビルを囲むように輝くヘビの装飾は「5周年へのプレゼント」と同CEO。日本では白ヘビは縁起がいいとされ、来年の干支(えと)は「巳」だが、今回のイルミネーションは干支ではなくセルペンティにちなんだものだという。
タワーが構える銀座・中央通りでは、同タワーと向かい合う「カルティエ銀座2丁目店」(銀座2)でギフトボックスをモチーフにした赤と黄色のイルミネーションが点灯中。10日には銀座の冬の風物詩として知られるミキモト銀座本店(銀座4)のクリスマスツリーも点灯する予定で、中央通りを彩るイルミネーションが間もなく出そろう。
同タワーのイルミネーションの点灯は18時~24時。点灯終了日時は未定(年内は点灯)。