スウォッチグループ経営陣、銀座の新フラッグシップビルで会見

記者会見を行ったスウォッチ グループ経営陣。左からスウォッチ グループ ジャパンのアーレット・エルザ・エムシュ社長、スウォッチ グループのニック・ハイエック Jr.社長CEO、建築家の坂茂さん。

記者会見を行ったスウォッチ グループ経営陣。左からスウォッチ グループ ジャパンのアーレット・エルザ・エムシュ社長、スウォッチ グループのニック・ハイエック Jr.社長CEO、建築家の坂茂さん。

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 スウォッチ グループ(本社=スイス)は5月23日、日本法人新本社ビル「ニコラス・G・ハイエック センター」(中央区銀座7、TEL 03-6254-7200)14階で記者会見を行った。

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 会見は、同ビル14階の多目的イベントホール「シテ・ドゥ・タン」で開催。同社ニック・ハイエック Jr.社長CEO、スウォッチ グループ ジャパンのアーレット・エルザ・エムシュ社長、建築家の坂(ばん)茂さんが出席したほか、スウォッチ グループのニコラス・G・ハイエック会長がスイス本社から衛星中継で参加、今後の日本における戦略や同センターについて説明を行った。

 エムシュ社長の「皆様こんにちは」という日本語で始まった記者会見では、銀座にフラッグシップブティックをオープンした理由について「小売販売を行う商業地区として最古であり、アジアから見た『ショーウインドー』的な街」と説明。坂さんが「7つあるブティックそれぞれに同じ条件で集客できるよう配慮した」と、エレベーターになっているガラス張りの各ブランドブースからそれぞれの店舗に行くことができるユニークな同ビルのデザインについて話した。

 アメリカ、ドイツ、ロシアや、イギリス、ドバイなど多くの海外メディアが訪れた記者会見の質疑応答では「円安への懸念は」「なぜこのタイミングで銀座にビルをオープンしたのか」「今後5年間の売り上げの見込みは」など活発な質問が出され、経営陣は「お客様を大切に考えているので今のところ値上げは考えていない。もし踏み切るとしても現地市場を鑑みてから」「銀座は非常によいタイミングだった。世界の主要な都市でもタイミングが合えばセンターを作りたい」と答え、今後5年間で80億スイスフランの売り上げを見込むことを明らかにした。また、現在日本とスイスで交渉中のFTA(自由貿易協定)に関して「このビルの14階で調印してくれるとうれしい」と述べ笑いに包まれる場面も。ハイエック会長は、世界で3番目の売り上げを誇る日本市場について「非常に有望視している」とし、日本市場での順調な成長をアピールした。

 同センターは明日24日11時よりオープンする。

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