「パナソニック」（大阪府門真市）と「有楽町マルイ」（千代田区有楽町2）が8月24日から、自律移動ロボット「HOSPI Signage（ホスピーサイネージ）」による案内サービスの実証実験を同店舗で行う。

有楽町マルイで実証実験を行う自律移動ロボット「HOSPI Signage」

　「HOSPI Signage」は、病院に導入実績がある自律搬送ロボット「HOSPI（ホスピー）」の胴体3面に液晶ディスプレーを搭載した自律移動ロボット。案内や情報を表示しながら移動する広告機能を備えている。あらかじめ登録した地図に基づいて目的地まで移動したり、複数の目的地を選択順に巡回したりすることができる。

　今回の実証実験では、同店舗1階エントランスで、施設やイベントの情報を知らせながら巡回する。客が顔部分のタッチパネルを操作することで、質問頻度の高いトイレや授乳室、エレベーターの場所を地図情報と共に紹介。客の要望に応じて、1階のエレベーターホールまで先導案内を行う。ロボットが案内することで、人員の有効活用、人と人の接触頻度の低減につながるという。

　「HOSPI Signage」の実証実験は9月5日まで。9月には自動追従機能を備えたロボット型電動車いす「PiiMo（ピーモ）」による買い回り移動サービスの検証も予定している。