欧州最大手金融グループのHSBC（本社＝英ロンドン）は7月9日、富裕層の個人向けサービスを専門に行う「HSBCプレミアセンター銀座店」（中央区銀座8）をオープンする。出店先は、銀座中央通りのGINZA888（スリーエイト）ビルの1階・2階。

　同店は、今年1月から立て続けにオープンした国内4店舗同様、1,000万円以上の預かり資金を持つマス富裕層に特化した「HSBCプレミア」サービスのみを提供。リレーションシップ・マネージャーが専任担当者となり個人のニーズに合わせた資産形成のバックアップを行う。店舗面積は550平方メートルで、「プライバシーに配慮した」（同社）12のコンサルティングルームを設ける。

　これまでに開設したプレミアムセンターは、世界38カ国と地域で280店舗、顧客数は220万人以上にのぼる。同グループで香港上海銀行個人金融サービス本部長、フランソワ・モローさんは「今年1月の赤坂・広尾支店でのサービス開始以来、予想を上回る口座開設と問い合わせをいただいている」と話す。

　同グループ香港上海銀行在日代表兼CEO、スチュアート・ミルンさんは「銀座は日本の商業の中心地であり、一流ブランドショップが並ぶ高級商店街であり、洗練された大人の街。HSBCプレミアのイメージにふさわしい街に開設できることをうれしく思う」とコメントする。

　営業時間は9時～19時。日曜・祝日定休。

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