現代美術の移動式展示会、銀座のギャラリーで旗揚げ-作家17人参加

個人が所蔵する岩永忠すけさんの作品。作品名=「中」

個人が所蔵する岩永忠すけさんの作品。作品名=「中」

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 移動式展覧会や出版物の発行などを手がける「キャラバン隊」(千代田区)は4月6日より、なびす画廊(中央区銀座1、TEL 03-3561-3544)で展覧会「陣をたため!出発だ!愛と希望とカオスのもとへ!」を開催する。

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 同隊は代表の御殿谷(みとのや)教子さんが昨年設立。2001年より銀座でギャラリー「Gallery 覚」を経営していたが2007年に閉店した御殿谷さん。その後、企画展示ギャラリーへと活動の場を移したが、本業とは別に同隊を立ち上げた。出品するのは「Gallery 覚」時代に御殿谷さんと交流のあった作家などで、「参加メンバーは毎回変わる」(御殿谷さん)。開催は今回が2回目。現在、フリーランスとして活躍し「一人でやっていくぞ!」という意気込みを同展名に表現したという。

 参加作家は、「現代美術を語る上で避けられない」(御殿谷さん)画家の中村一美さんや、DJやデザイナーとして活躍する未来美術家の遠藤一郎さん、使用済みのギョーザのパックにマジックで目を描くなど「チャーミング」(同)なオブジェを制作するパフォーマーで音楽家のJIROXさんなど計17人。1人1点ずつ出品し、販売も行う。

 前回の開催時の来廊者は350~400人で、販売実績も「良好だった」(同)。同展ではそれ以上の来廊者数を見込む。会場では、同隊ロゴのお披露目も行う。

 開催時間は11時30~19時(土曜は17時まで)。日曜・祝日休廊。4月11日まで。

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