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日比谷野音で「復興の狼煙」ライブ-「石巻ロックフェス」実現に向けアピール

「under the yaku cedar」ほか東北のインディーズバンド3組が、野音でフリーライブを開催

「under the yaku cedar」ほか東北のインディーズバンド3組が、野音でフリーライブを開催

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 宮城県石巻市でのロックフェスティバルの開催を目指す東北のインディーズミュージシャンたちが7月16日、日比谷野外音楽堂でフリーライブイベント「復興の狼煙(のろし)ライブ」を開催する。

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 発起人の鈴木大輔さんは1980(昭和55)年石巻市生まれ。高校卒業後に仙台に移住し、現在はインディーズロックバンド「under the yaku cedar(アンダー・ザ・ヤクシダー)」のギターボーカルとして音楽活動を続ける。2008 年にアルバム2枚をリリースし、同年に東北地方を代表する音楽フェス「荒吐(あらばき)ロックフェスティバル」に出演。

 通った小・中学校が津波で甚大な被害を受け、両親が経営するすし店、家屋も流失したという鈴木さん。震災から1カ月を経たころに、ツイッター上に投稿されて広がった「石巻でライブが見たい」という発言をきっかけに野外音楽フェスを構想。東北で活躍するインディーズバンドが多数出演する東北最大のロックフェスを目指して実行委員会を発足し、友人、音楽関係のつながりなどで賛同者の輪を広げている。

 同イベントは、今年9月の開催を目指す石巻ロックフェスへ向けたプレイベント。フェスの認知拡大と協力者・賛同者の募集、ロックフェス開催への募金活動を目的に開くもので、趣旨に賛同したイベント会社の協力を得て実現した。

 鈴木さん率いる「under the yaku cedar」は、ロックをベースに即興性を盛り込んだ楽曲が特徴。そのほか、東北で活躍するインディーズバンドとして、ドラム、ベース、PAに、曲によってエレキギター、鍵盤などの音が加わるコンテンポラリーバンド「camellia(カメリア)」、秋田大学のサークル内で結成した3ピースロックバンドで、ジャムセッションから生まれるグルーブ感が特徴の「黒」の2組が出演する。

 イベント開催へ向け、鈴木さんは「石巻でロックフェスをやる必要を感じている。野音でのイベントを通して、音楽で石巻の人々にエネルギーや希望を持ってもらいたいという思いや意思を、首都圏の人たちに肌で感じてもらえれば」と期待を寄せる。

 開演は15時。入場無料。

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