全国から集まった農業高校の生徒が各都道府県にある名産物・特産物を盛り込んだオリジナルメニューを提供する「ご当地！絶品うまいもん甲子園」の実食販売イベントが11月3日、JR有楽町駅駅前広場（千代田区有楽町）で開催される。

秋田北鷹高校が考案した「ポークンロール肉巻きキリタンポ」

　発起人は、約3年前から若者に食や農業を知るきっかけをつくる活動「ノギャルプロジェクト」を進めている藤田志穂さん。農業高校に通う高校生4人グループを対象に参加を募り、選抜校に藤田さんが訪れて研修。11月2日に各地域の名産物・特産物をアピールするオリジナルメニューの料理コンテストを行って、受賞メニューは商品化も検討。今回が初開催となり、今後農業高校最大の食イベントを目指す。

　受賞メニュー発表直後に行う実食イベントで、有楽町駅前広場にキッチンカー9台を配置してノミネートしたメニューを高校生が実食販売。店頭には、自分たちで飼育する豚と北海道産野菜を使った「北の大地の夢 岩農チリドッグ」（北海道・岩見沢農業高校）、秋田名物きりたんぽを串料理に仕上げた「ポークンロール肉巻きキリタンポ」（秋田・秋田北鷹高校）、地元特産のおからと手作りこんにゃくを使ったヘルシーな「上州！うんめぇ～DANBE餃子」（群馬・勢多農林高等学校）、えび芋を新しい方法で調理した「えー！びっくり！京の海老（えび）芋三兄弟」（京都・桂高等学校）など、個性あふれるオリジナル料理9品を並べる。販売価格は全て300円。

　農林水産省が実施する食イベント「JAPAN FOOD FESTA2012」と連携して開催。同イベントでは11月3日・4日、全国から食と農林漁業の関連団体・企業が一堂に会し、千代田区丸の内仲通り、有楽町駅前の一帯に試食・体験ブースを出展。イベント全体では2日間で、延べ10万人の動員を見込む。

　「ご当地！絶品うまいもん甲子園」の実食販売イベントは11時30分～16時。