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銀座BLDギャラリーで「須田一政」展-「風姿花伝」未収録のモノクロ写真公開

会場には未収録作を中心に42点(第1期のみ)を一堂に展示

会場には未収録作を中心に42点(第1期のみ)を一堂に展示

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 写真家・須田一政さんの代表作「風姿花伝」から未収録作を紹介する企画展が現在、銀座「BLD GALLERY」(中央区銀座2、TEL 03-5524-3903)で開催されている。

「風姿花伝」より、マスクで顔をおおった人物

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 須田さんは1940(昭和15)年東京生まれ。1962(昭和37)年に東京総合写真専門学校を卒業し、1967(昭和42)年から寺山修司が主宰した演劇実験室「天井桟敷」の専属カメラマンとして1970(昭和45)年まで活動した。翌1971(昭和46)年からはフリーランスの写真家として、1976(昭和51)年に「風姿花伝」で日本写真協会新人賞を受賞。一躍注目を浴びた。

 その後の活躍で、東川賞、土門拳賞などの受賞作家としても知られる須田さん。現在は千葉在住で、大阪芸術大学の教授を務めたり写真ワークショップ「須田塾」を主宰したりと、若手育成にも力を入れる。

 須田さんの代表作として知られる「風姿花伝」は、1975年から1977年まで写真月刊誌「カメラ毎日」に不定期掲載した作品から100点を収録した写真集。関東、東北での日常と、旅先を舞台にしたモノクロ作品群で、ヒマワリや桜など季節の植物を背景にカメラの前に立つ人々など、写真が現在ほど一般的ではなかった時代の人々の立ち姿や表情が印象的。

 今回は同じ風姿花伝のシリーズから、写真集に収録されなかった未発表作品38点を中心に展示。戸の縁に沿って這(は)うヘビや、黒いマスクで顔をおおった女性などの代表的なイメージは、50×50インチサイズの大判プリントで紹介する。

 開催時間は11時~19時。入場無料。展示は2期構成で、第1期は12月2日まで、第2期は12月4日~28日。

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