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銀座のバーに「鉄道模型運転席」-団体・女性客も盛り上がる

バー銀座パノラマのカウンター上を走る鉄道模型

バー銀座パノラマのカウンター上を走る鉄道模型

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 「バー銀座パノラマ 銀座店」(中央区銀座8、TEL 03-3289-8700)に「鉄道模型運転席」ができて約1カ月が過ぎた。

奥の座敷スペースにできた「鉄道模型運転席」

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 昭和30年代~40年代の銀座4丁目交差点付近や駅、山間部のジオラマが店内に設置され、L 字型のバーカウンター上をNゲージ鉄道模型が走る同店。鉄道ファンだけでなく、ジオラマや明かりをともして走行する鉄道模型が醸し出すノスタルジックなムードに引かれる客も多いという。平日は40~50代のサラリーマン、カップル、女性の「おひとりさま」客など「銀座らしい」客層だが、土曜日には若年層も増え、より幅広い年齢の男女が訪れる。席数は約20席。

 同店のオープンは2004年9月。今年5月からは、車・鉄道・おもちゃなど趣味系の雑誌・書籍の発行を中心に手掛けるネコ・パブリッシング(目黒区)が出版業との相乗効果を狙い経営を引き継いだ。銀座店のほか新宿店、渋谷店、中国の天津店があり、同じコンセプトと店名の下、それぞれ独立運営されている。

 ドリンクは840円~、つまみ・食事は420円~。日本初のブルートレインの名称を冠した「あさかぜ」、線路を支えるバラスト(砕石)を運ぶ貨車(ホッパー車)をイメージした「バラストホッパー」など同店オリジナルの「鉄道カクテル」(いずれも1,470円)も用意。別途1,000 円のチャージと総額に対して10%のサービス料がかかる。

 鉄道模型運転席は、従来、団体客用の席かカウンター席が空くまでの待合席という意味合いが強かった奥座敷自体を「鉄道模型を楽しめる席にしよう」というコンセプトで8月に設置したもの。テーブルにNゲージ運転用ボードをセット。トミーテック(栃木県)の鉄道模型ブランド「TOMIX(トミックス)」の標準カーブ「280R」を内周に、「317R」を外周に敷き、コントローラーも2台セットしており、内周と外周で独立した運転操作が可能。走行列車は店で用意するが、列車の持ち込みもできる。運転体験に別途料金は不要。

 ネコ・パブリッシング取締役で鉄道・模型事業本部長の牧窪真一さんは「『鉄道模型運転席』を新設したことで、列車を眺める楽しみに加え、運転して盛り上がる楽しみが増えたと団体や女性のお客さまにも好評。操作は簡単なので、鉄道模型に関する知識が無くても十分楽しんでいただけるのでは」と話す。 

 営業時間は18時~翌3時(土曜は23時まで)。日曜定休(10月より祝日も定休)。

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