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数寄屋橋のニユートーキヨー本店屋上ビアガーデン、最後のシーズン営業へ

「ニユートーキヨー本店屋上ジンギスカンビヤガーデン」の会場風景

「ニユートーキヨー本店屋上ジンギスカンビヤガーデン」の会場風景

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 ニユートーキヨー本店ビル(千代田区有楽町2)屋上のビアガーデン「ニユートーキヨー本店屋上ジンギスカンビヤガーデン」(TEL 03-3572-0755)が4月18日から、最後の営業を行っている。運営は、今年6月に77周年を迎えるニユートーキヨー(千代田区)。

来春に閉館が決まったニユートーキヨー本店ビル。数寄屋橋交差点からは屋上ビアガーデンの明かりも見える

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 ニユートーキヨー本店ビルは1937(昭和12)年6月9日に地下1階、地上5階建てのビルとして建築され、1957(昭和32)年に地下2階、地上9階建ての現在の姿になった。1958(昭和33)年から、ビル屋上で期間限定のビアガーデン営業を行うようになった。

 松坂屋屋上のビアガーデンが建て替えのため2012年限りで営業をとりやめ、今年3月には「ビヤホールライオン 銀座五丁目店」も長期休業に入るなど銀座のビール事情が移り変わる中、同店は老舗ビアガーデンとして親しまれてきた。しかし、数寄屋橋エリアの再開発の影響で来春に同ビルの閉館が決まり、今年が最後のビアガーデン営業となった。

 120分飲み放題、食べ放題のバイキング形式で、料金は、一般=4,800円、中高生=2,800円、小学生=1,200円、6歳未満無料。メニューは、約20年前から提供している生ラムを使ったジンギスカンのほか、フライドポテト、ポークウインナー、枝豆、ポテトサラダなどのフードバーやワッフル、コーヒーゼリーなどのデザートもそろえる。今年初の試みとして「寒い日には温まってもらえるように」と薬膳火鍋も用意した。

 今年は平日には近隣のビジネスパーソンが多く訪れ、休日にはここ数年増えてきたという20~30代の客や女性グループ客の利用も多く見られるという。4月末ごろに閉館を発表したこともあって今年での営業終了を知る人はまだ少なく、来店時に同ビル入口に貼られた閉館案内を見て初めて知る客が多い。「今年が最後のビアガーデンなの?」と尋ねる客もいるという。

 江口翔店長は「営業は今年が最後なので、初めての方には、まずビアガーデンがどんなものなのかを知ってもらって、常連の方にはまたビアガーデンに行きたいと思えるような『記憶に残るビアガーデン』になれればうれしい」と話す。

 「これからどんどん暑くなっていく季節。わざわざ暑いところに来て、熱いものを食べたり、ビールを飲んだりするおいしさは、来たことのない方にはわからない。実際に足を運んでいただき、その良さを知っていただければ」

 「7月~8月中旬ぐらいが一番混み合う。既に7月の予約も入ってきているので早めの予約がおすすめ」とも。

 営業時間は、5月31日までは平日=17時~22時、土曜=12時~22時、日曜・祝日=12時~21時。6月1日からは平日=17時~23時、土曜=15時~23時、日曜・祝日=15時~22時。天候・諸事情により営業時間が変更になる場合あり。営業終了日未定。

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