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銀座に「久保田」アンテナショップ 「萬寿」の温度違い飲み比べセットも

さまざまな「久保田」

さまざまな「久保田」

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 「久保田」などの日本酒で知られる朝日酒造(新潟県長岡市)のアンテナショップ「久保田」(中央区銀座8)がオープンして約2週間がたった。運営は関連会社の朝日商事(新潟県長岡市)。

「久保田」の「のど黒コース」

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 同店は「久保田」「朝日山」「越州(えっしゅう)」「越乃かぎろひ」をはじめ「洗心」などの季節商品を含む朝日酒造のほぼ全商品約30種類を用意するほか、「のどぐろ」などの地魚や野菜、肉など新潟産の食材を中心に使った郷土料理も提供する。席数は約68席。

 1985年に発売された「久保田」は朝日酒造のフラッグシップ的商品。

 同商品の発売後30年がたった今、銀座の地に「久保田」の名を冠したアンテナショップをオープンした理由について副店長の藤澤廣之さんは「久保田の市場調査をする中で『名前は知っているが飲んだことはない』『有名過ぎるからあまり飲まない』などの声が浮かび上がってきたことから、『久保田はなぜおいしいのか』『どう飲むとおいしいのか』などの正確な情報を打ち出していく必要性を感じた」と話す。

 出店に当たっては、各商品を最もおいしく飲める温度帯やワインセラーでの管理方法、最適な酒器など、自社製品についての研究を1年間にわたって行ったという。

 藤澤さんのお勧めは久保田「萬寿」「千寿」「百寿」をセットにした「久保田三昧(萬寿・千寿・百寿、各70ミリリットル=1,850円)や「越州吟醸三昧(悟・参・弐)」(3種類、各70ミリリットル=1,600円)など、さまざまな酒を利き酒感覚で楽しめるメニューや、10度・20度の2つの温度帯で「萬寿」の味の違いを比べることができる「萬寿 呑みくらべ」(各60ミリリットル=1,500円)、久保田「碧寿」と「千寿」を燗(かん)で飲み比べられる「燗酒 呑みくらべ」(各150ミリリットル=1,980円)など。

 「『朝日山 純米酒』を煮切って少しのしょうゆで香り付けした鍋で、スルメイカの一夜干し・アスパラ・うるい・もち豚バラ肉・タケノコなど新潟産の素材をさっと煮出す『宝水(たからみず)鍋』(コース料理の中の一品として提供)も大変好評をいただいている」と藤澤さん。

 「『久保田』をご存じの方にもこれから飲まれるという方にも、新しい飲み方や味わい方を提案できれば」とも。

 営業時間はランチタイム=11時30分~14時(土・日・祝日は~15時)、ディナータイム=17時~23時(土・日・祝日は15時~22時)。

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