全面改装を終え10月5日にオープンする「PLAZA GINZA」（中央区銀座5、TEL 03-3575-2525）が10月4日、マスコミ関係者に公開された。

　「プラザ」は当時の盛田昭夫ソニー副社長の「アメリカンスタイルのドラッグストアを作ろう」という一言から生まれた日本初の輸入雑貨専門店。同店は1店舗目で、1966年のソニービル開業から店舗を構え現在は全国に68店舗を展開。これまでに輸入菓子や、アメリカのステッカーメーカーで動物やスポーツ、ハロウィーンなどのイベントや国などをカラフルな色調でステッカーにした「ミセスグロスマン」、女子高生を中心に爆発的にヒットした「ルーズソックス」で知られる「E.G.スミス」などの商品を取り扱い、数々の人気商品を生んできた。

　最大の旗艦店である「PLAZA GINZA」は2フロア展開。店内階段を設け利便性・回遊性を高めたほか地下2階では人気商品のTシャツなどに加えインポートジーンズなど服の取り扱いも拡充、注目アイテムをプラスチックケースに入れ陳列するなどディスプレーも工夫したほか、入り口付近に「GINZA STYLE MUSIC GALLERY」として独自のセレクトで選んだCDとイヤホンを備えたブースを設けるなど新しい試みも積極的に取り入れた。また、ぬいぐるみ「ケアベア」誕生25周年モデルの先行販売や、特別仕様の象の形をした貯金箱「エレファントバンク」を同店限定で販売、神奈川県の「プラザ」で取り扱い人気だったというハワイの有名店「Ted's Bakery（テッズ・ベーカリー）」の「チョコレートハウピアクリームパイ」を4日間限定で販売するなど先行販売・限定商品も取りそろえた。

　同階では日本初登場となるカナダの「ビューティ＆ライフスタイル」ブティック「Fruits ＆ Passion（フルーツ アンド パッション」をインショップ展開、内装はカナダ本社と同社がコラボレーションしたもので、バス、キッチン、リビングと3つのシーンに分けソファも備え同ブランドの世界観を演出する。

　従来店舗の1.5倍へと売場面積を広げコスメティックに特化した地階では、オリジナルの什器を使用し商品の高さを変えるなど見やすさを考慮、以前よりも動線を広く取った。都内店舗では初というビューティーコンシェルジュを導入、ブランドにこだわらずアイテムを紹介するなど「接客面にも力を入れていく」（同社広報担当者）という。

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