昨年12月にオープンした北海活料理「函館」(中央区銀座6、TEL 03-5537-3181)が6月24日、リニューアルを行い、1階に「函館ソーラン市場」を開設し、2階は「函館銀座別邸」へと名称を変更した。経営は飲食店事業を展開するエイチワイシステム(港区)が行う。
函館ソーラン市場は、船着場で食べる漁師めしや浜焼き、おろしたて刺身など新鮮な魚介を使った漁師料理を提供する道産子大衆酒場。席数はテーブル席100席。コンセプトを「豪快漁師料理」に据え、大漁旗や網のほか、トロ箱を積んだテーブル席を配すなど魚市場や船着場の雰囲気を再現した。スタッフはねじり鉢巻きにゴム長靴といういでたちで接客に当たる。
提供メニューは、「豪快カニ盛りバケツ缶」(1,980円)や「朝獲れ烏賊の一杯丸ごと馬鹿ウマ食い」(900円)のほか、ドリンクメニューでは、振動を与えることによってカップ酒が一瞬にしてシャーベット状に凍る「カップ酒北海流氷仕立て」(780円)やあぶったカニの香ばしさを楽しめる「カニ酒」(880円)など。
そのほか、毎晩2回(19時~、21時~)行われる「函館名物!定期市」では、蒸し上がったばかりの「出来立ての手づくりカニシューマイ」(5個=650円)をスタッフが駅弁さながらに販売、「競り市」をイメージした「場内」には鐘の音が鳴り響くなどのパフォーマンスも用意する。
同社広報担当者の黒野さんは「接待に使われる店というだけでなく間口を広げたいと思い、函館がイカ漁の最盛期でにぎわうこの時期に開設した。この雰囲気を銀座で楽しんでいただければ」と話す。客単価は4,000円を見込む。
2階「函館銀座別邸」は個室を含む座敷席122席を用意し、リニューアル以前同様、カニをメーンとしたメニューを提供する。客単価は8,000円。
営業時間は平日=17時~翌4時、土曜・日曜・祝日=17時~23時30分。
銀座にカニがメーンの北海活料理店「函館」-エイチワイシステム(銀座経済新聞)郷土料理で地方活性化、銀座に集中出店-「マネーの虎」安田社長(伊勢志摩経済新聞)石川県」をテーマにした和食店-「能登輪島海鮮しゃぶしゃぶ」も(銀座経済新聞)H-Y SYSTEM北海活料理「函館」銀座店