写真家・蜷川実花さんが俳優・向井理さんを撮影した「月刊 MEN 向井理」展が現在、銀座「BLD GALLERY（ビーエルディーギャラリー）」（中央区銀座2、TEL 03-5524-3903）で開催されている。

　蜷川さんは1972（昭和47）年東京生まれ。多摩美術大学美術学部在学中に第9回ひとつぼ展グランプリ、第13回キャノン写真新世紀優秀賞を受賞して注目を集め、卒業後はファッション誌や広告などで活躍する一方で作家活動を精力的に展開する。2001年には第26回木村伊兵衛写真賞を受賞し、2007年には映画「さくらん」を初監督。花や金魚などを被写体にしたヴィヴィッドな色彩が特徴で、若い女性を中心に高い人気を集める。

　月刊MENは、ムック型アイドル写真集「月刊NEO」（「月刊シリーズ」が前身）を手掛ける「NEO」（港区）が、被写体に俳優を迎えてスタートした新シリーズ。同展はシリーズ第1弾となる「月刊 MEN 向井理」の刊行を記念したもので、2人のコラボは蜷川さんと向井さんがプライベートで撮影することに意気投合し、実現した。

　会場には、桜に囲まれた向井さんが私服姿で登場する春の作品、向井さんが夏にカンボジアへ訪れた際の作品、北海道で撮影した冬の作品など、昨年からの1年間を通して蜷川さんが向井さんを撮影した写真約150点が一堂に並ぶ。写真はいずれも写真集未収録の作品で、季節ごとに額装展示。ところどころにヌードの写真なども盛り込む。

　営業時間は11時～19時。入場料は400円（中学生以下無料）。9月4日まで。