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「阪急MEN'S TOKYO」オープン迫る-海老蔵さん起用広告で「出直し」へ

広告キャラクター・海老蔵さんのポートレートを大きく掲げるエントランス

広告キャラクター・海老蔵さんのポートレートを大きく掲げるエントランス

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 オープンを2日後に控えた「阪急MEN'S TOKYO(メンズトーキョー)」(千代田区有楽町2、TEL 03-6252-1381)が10月13日、報道陣に向けて施設内部を公開した。運営はエイチ・ツー・オーリテイリング(大阪市北区)。

「男の色気」を表現したエントランス部分

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 今年7月まで有楽町阪急が営業した有楽町マリオン西側への出店。有楽町阪急では「有楽町丸井」(有楽町2)の開業、銀座エリアへのファストファッションの進出などの影響を受け2008年度より売り上げが低迷。マリオン東側への「ルミネ有楽町」の出店などを受けて「独自のポジションの確立」(同店担当役員の武田肇さん)を図り、今年1月に同社2店舗目となる「メンズ館」業態への転換を発表していた。

 コンセプトは世界を舞台に活躍するビジネスマン、国内外からの観光客などをターゲットにした「ジェットセッター」で、広告キャラクターには歌舞伎役者の市川海老蔵さんを起用。ファサードには市川さんのポートレートをモチーフにしたポスターを大きく掲出し、謹慎を終えた市川さんと共に「出直しを図る」(武田さん)。

 1階はラゲージ&レザーグッズに特化し、47ブランドを集約。「グッチ」「プラダ」「トム フォード」などはバッグに特化した初コンセプト店となるなど、メンズバッグは特に品ぞろえに自信を見せる。吹き抜けのエントランス部分には「男の色気」を表現した紫のシャンデリアを配し、ジュエリーやフレグランスなどのメンズラインを展開。2階はリゾート、3階はドレスアップをテーマにアパレルメンズブランドをそろえ、1~3階の3フロアでトータルに「ジェットセッター」スタイルをアピールしていく。

 4階には、スタイリスト野口強さんが手掛けるセレクトショップ「ガラージュ D.エディット」が「マスターマインド・ジャパン」や「ウミット ベナン」など国内外の注目ブランド40以上を展開。米「ギズモビーズ」日本初のオンリーショップでは、電飾で飾った特徴的な什器に常時50種以上のiPhoneケースを並べる。

 6階には、アメリカ東海岸で人気を集める「ブルックリン ロースティング カンパニー」が海外初出店。サーフグッズやアパレルブランド「ローガン」の商品を並べるスペースで、自家焙煎(ばいせん)によるエスプレッソなどを提供する。

 初年度売上目標は「銀座エリアの百貨店での紳士服の総売り上げ」に並ぶ120億円で、「銀座の店構えはレディス向けが基本で、紳士服は『点在』している状態。エリア唯一のメンズ館として、百貨店の紳士服売り上げを独占するつもりで構想している」と武田さん。今月28日にオープンする「ルミネ有楽町店」については、「バレンタインやクリスマスのギフト利用を見込め、並んでの営業は『ウエルカム』という気持ち」と話す。

 営業時間は12時~21時(8階は11時~、日曜・祝日は11時~20時)。

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