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被災地の子どもたち、銀座で伝統芸能披露-ソニービル募金で活動支援

日本舞踊 福島里の子会によるステージの様子

日本舞踊 福島里の子会によるステージの様子

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 ソニービル(中央区銀座5)屋外イベントスペースで1月5日・6日、東日本大震災で被災した子どもたちがステージに登場する「新春 伝統芸能披露会」が開催された。

磯草虎舞保存会は地元の伝統芸能「虎舞」など全4曲を披露

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 同スペースでは現在、イルミネーションと連動したチャリティー募金イベント「第45回 愛の泉」を開催。正面に設置した募金箱へコインを投入すると音と光の演出が楽しめる恒例イベントで、募金は東日本大震災復興支援プロジェクト「RESTART JAPAN ファンド」による夢実現プロジェクトの第3期助成金として、被災した子どもたちのスポーツや文化活動支援に役立てる。

 夢実現プロジェクトが1期目に支援してきた3団体の子どもたちが登場した今回。新地町 子供よさこいクラブ(福島県新地町)は、支援を受けるばかりではなく自分たちで地域を元気にし受け継いでいく新しい伝統を作っていこうと結成。ドラマ金八先生でも知られる南中ソーランをはじめ全3曲を披露し、子どもたちは「ミスなく踊れて良かった」などと話していた。

 日本舞踊 福島里の子会(福島県福島市)は、文化庁委嘱事業「伝統文化こども教室」の卒業生で作られた日本舞踊を学ぶ子どもの団体。伝統的な民謡・日本舞踊のほか、AKB48の楽曲「会いたかった」を日本舞踊でアレンジするなど元気よく5曲を踊った。

 気仙沼市の離島・大島の磯草地区に伝わる伝統芸能を伝える磯草虎舞保存会(宮城県気仙沼市)は、地元の伝統芸能「虎舞」をはじめ、気仙沼の海をモチーフにした「海潮音」などを披露。「震災の大津波では太鼓・衣装など全てを流失してしまったが、子どもたちの熱意と『夢実現プロジェクト』をはじめとした全国の皆さまの温かいご支援のおかげで伝統を絶やすことなく続けることができた。ありがとうございます」(団体代表者)。

 「愛の泉」の開催は1月14日まで。

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