帝国ホテル 東京（千代田区内幸町1）は現在、本館17階の「インペリアルバイキング サール」で、「バイキング誕生60周年記念企画」を実施している。

開業当時の「インペリアルバイキング」のメニュー表紙

　好きなものを好きなだけ取って食べたり飲んだりする「バイキング」スタイルは、1958（昭和33）年8月1日に同ホテル内にオープンした「インペリアルバイキング」で始まった。

　北欧の伝統料理「スモーガスボード」を基に考案された「バイキング」スタイルは、当時上映されていた映画「バイキング」で、海賊たちが豪快に食事をするシーンがイメージにぴったりだということから、その名が付けられたという。

　今年8月1日に「バイキング」が60周年を迎えるに当たり、「60周年記念ロゴマーク」を制定したほか、1958年に生まれた人を含むグループ客への優待やインスタグラム投稿キャンペーンなど、さまざまな記念企画を来年3月31日まで実施する。

　1958年生まれの人を含むグループの優待は、5月7日～6月29日の平日のディナータイムに行う。通常、大人8,200円の料金が6,000円に、子ども（4歳～12歳）は同5,000円が3,600円になる。別途、サービス料が必要。グループの人数は10人まで。予約時にこの優待を利用する旨を告げ、入店時は、1958年生まれであることを証明する顔写真付きの証明書を呈示する必要がある。

　同ホテル広報課の若月理紗さんは「『バイキング』が誕生した年にお生まれになった、今年還暦を迎える方々のお祝いに、ご家族でご利用いただければ」と話す。