「六田(むだ)知弘写真展『仏宇宙』」が2月11日、東京国際フォーラム(千代田区丸の内3)地下1階の相田みつを美術館・第2ホールで始まる。
六田さんは1956(昭和31)年、奈良県生まれの写真家。幼少期から仏像巡りをし、20代にはヒマラヤ山中のチベット仏教の地に暮らした。その後、中国・雲岡(うんこう)石窟をはじめ、アジア各地の仏教遺跡を訪ね、「仏の宇宙を観じ撮ってきた」という。
相田みつを美術館では3回目となる今回の展示は、写真集「仏宇宙」の刊行を記念して開催するもの。前・後期に分けて、それぞれ54点を展示する。
同館の相田一人館長は開催に当たり、「長年、仏像の写真を撮り続けてきた六田知弘氏の集大成となる写真展。運慶を始め中国の雲岡石窟やアジアの仏像まで、六田氏の目を通した『仏宇宙』が広がる」とコメントを寄せる。
会期中には六田さんと作家・僧侶の玄侑宗久(げんゆうそうきゅう)さんのトークショーや、六田さんと相田館長によるギャラリートークも予定する。
開館時間は10時~17時30分。展示期間は、前期・日本編=2月11日~3月15日、後期・アジア編=3月17日~4月19日。月曜休館(2月24日は開館)。入館料は一般・大学生800円ほか。