一般社団法人 日本洋食協会が開催した「洋食グランプリ 銀座編 ハンバーグの名店を探せ!」で12月22日、入賞店が決定し、結果発表が行われた。
「日本洋食の未来を創る」という理念のもと、2016(平成28)年8月19日に設立した同協会。「洋食とは米飯に合わせて食す、日本独自の進化を遂げた西洋料理」と定義し、日本の洋食が世界的に文化として確立され「洋食=Yoshoku」となるよう、マスメディアへの情報発信や洋食関連イベントの開催などの活動を行っている。今回開催した「洋食グランプリ 銀座編 ハンバーグの名店を探せ!」は、同協会で初の試みとなった。日本生まれの洋食を日本から発信するイベントとして、舞台を銀座に絞り、インターネットで10月31日~11月21日にノミネートを受け付け、11月22日~12月13日に投票を募り、12月22日に入賞10店を発表した。
グランプリを受賞したのは「鉄板処めぐろ」(中央区銀座8、TEL 03-5537-6363)。自家製黒毛和牛ハンバーグをランチ・ディナーで提供する。投票者のコメントも「ここのハンバーグはダントツおいしい」「昔ながらの味が楽しめる」など、ファンが多い背景が伺える。店の担当者は「たくさんの投票をいただき、誠にありがとうございました。自家製黒毛和牛ハンバーグの上質な脂の肉汁たっぷりなお肉と、じっくり煮込んだ特製デミグラスソースが人気の一皿。期間限定で、受賞記念サービス中。ぜひご賞味を」と喜びのコメントを寄せる。
2位は「煙事(えんじ)」(銀座8、TEL 03-5537-5300)が受賞。仙台牛を使ったハンバーグを提供する。店の担当者は「驚きつつとてもうれしい。いつも笑顔で食べて頂くお客様に支えられていると改めて実感している。コロナ禍で飲食店が苦境に立たされる中、このような機会を与えて下さった協会の方々にも感謝」と話す。
3位は「AOI(エーオーアイ)」(銀座2、TEL 03-3541-1819)が受賞。肉は全て国産牛を使い、タマネギをたっぷり入れたハンバーグを提供する。店の担当者は「3位入賞大変光栄です。銀座でお店を開いて22年目だが、ようやくここまでたどり着いた感じ。AOIはタマネギたっぷりふわふわハンバーグが自慢の店。人気は『激うま和風ソース』のハンバーグライス」と感慨深くコメントしている。
開催した同協会会長、岩本忠さんは「コロナ禍で苦戦を強いられる飲食店の方々に向けて、何かお手伝いできないかと打ち出した今回の企画。協会としても初の試みとなり、手探りで進めて来たが、多くのノミネート、投票へのご協力・ご参加があり、この度グランプリを決定することができた。今後も次々にイベントを発信する」と今後の活動に意欲を見せる。