ソニービルが「キャンバス」に-若手アーティスト作品発表の場へ

「Canvas @ Sony 2007」プレスイベントの様子。左から谷口純弘digmeoutプロデューサー、大谷リュウジさん、ZAnPonさん、吉尾一さん、ソニー業務執行役員SVPブランド・イベント・クリエイティブセンター担当の盛田昌夫さん、ソニーブランドマネジメント部ブランディングロケーションプロデューサーの鈴木涼代さん。

「Canvas @ Sony 2007」プレスイベントの様子。左から谷口純弘digmeoutプロデューサー、大谷リュウジさん、ZAnPonさん、吉尾一さん、ソニー業務執行役員SVPブランド・イベント・クリエイティブセンター担当の盛田昌夫さん、ソニーブランドマネジメント部ブランディングロケーションプロデューサーの鈴木涼代さん。

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 ソニービル(中央区銀座5、TEL 03-3573-2371)で10月15日、アートプロジェクト「Canvas @ Sony 2007」のプレスイベントが開催された。

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 同プロジェクトは、ソニービル・一部のソニー製品を「キャンバス」と見立て作品披露の機会として提供するもので、大阪のFMラジオ局「FM802」が行っているアーティスト発掘プロジェクト「digmeout」が企画協力する。カラフルな色彩と瞳が大きい女の子のイラストが特徴的な吉尾一さん、髪の毛1本1本の動きまで描かれたモノクローム作品を手がける大谷リュウジさん、カンディンスキーを思わせる作風のZAnPon(ザンポン)さんの、同プロジェクトで紹介されたアーティスト3人を起用した。

 晴海通りに面したビル壁面全体をメーンキャンバスと見立て「アートウォール(横6メートル×縦38メートル)」として3週間ごとに各アーティストの作品を展示するほか、「VAIO type C」「ウォークマン A800シリーズ」「密閉型インナーイヤーレシーバー」や、ソニー・エリクソン製携帯電話「SO704i」(NTTドコモ向け)の「Style-Upパネル」4商品にそれぞれのアーティストによるイラストを施した商品も、ソニー製品公式直販サイト「ソニースタイル」などで限定販売する。

 同プロジェクトについて、ソニー業務執行役員SVPブランド・イベント・クリエイティブセンター担当の盛田昌夫さんは「アーティストに自己表現する場を提供したいと長い間考えていた。若いアーティストとともに元気なソニーを感じてもらう新たなステップ」と意気込みを見せ、谷口純弘digmeoutプロデューサーは「ソニーの『本気でやるぞ』という決意表明を感じる。今回の3人は今後のお手本として起用した。キャンバスはまだ知られていない次のアーティストのためのもの」と話し、次回への期待を表した。

 現在、同ビルアートウォールに作品が展示されている吉尾さんは自身の作品について、「ソニー=音楽というイメージがあり、デザインに楽器なども取り入れアナログ感を出した。パソコンには、機械的であったり、ビジネスのイメージがあるが、女の子に着物を元にデザインしたコスチュームを着せるなどかわいく使えるようデザインした。女の子に使ってほしい」と話し、出来上がりについて「思った以上にゴージャス」という大谷さんは「ソニー製品であることを考慮、デザインは左右対称にすることで安定感を出した。アートウォールに展示する作品は、がらっとレイアウトも変える」とコメントする。

 また、3週間後にアートウォールで作品が展示されるZAnPonさんは「VAIOを土に見立て、デジタルの種をまいた時にわき上がる花をイメージした。アートウォール作品は現在制作中だが目・鼻・口を描いた自分のセルフポートレート的なもの。自分が『描きたい作品』に近い」と話している。

 3人の作品は8階コミュニケーションゾーン「OPUS」にそれぞれのアーティスト「部屋」を備え原画とインタビュー映像を流すほか、作品を展示。エレベーターも作品で彩られる。開催時間は11時~19時。11月4日まで。アートウォール作品は3週間ごとに展示内容を入れ替える。

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