松屋銀座（中央区銀座3、TEL 03-3567-1211）は8月7日、今年5月から屋上で育て始めた野菜の「収穫祭」を行い、とれたての野菜で作った「夏野菜カレー」を関係者に振る舞った。

松屋銀座の屋上で育った夏野菜をトッピングした「夏野菜カレー」

　銀座グリーンプロジェクトスタッフにより収穫された野菜は、カボチャ、トマト、ゴーヤ、オクラなど。通常の露地栽培とは異なり、屋上での栽培は軽量で保水力の高い屋上緑化用の土を使用、ゴーヤやキュウリなどつる性の植物には棚を用い、小まめな水やりや追肥を行うなど、限られたスペースを可能な限り有効利用した結果、昨年以上に「バランスの良い野菜が実った」（栽培指導の西城さん）という。

　ホテル西洋銀座総料理長・広田シェフの協力で、銀座はちみつプロジェクで採みつされたハチミツとトマトをベースに仕込んだカレーは120食分。夏野菜がトッピングされた「西洋風だけれどスパイシー」（広田シェフ）なカレーを食べた参加者からは、「野菜がみずみずしい」「おいしくて食べやすい」などの声が上がった。

　同社広報担当者は「収穫祭は活動成果の確認の場でもあり、今後の協力を約束し合う場」とコメント。地球温暖化防止や、みつ源としての野菜や花を植えることを目的に掲げ、大都会「銀座」のど真ん中で稼働する同プロジェクトの今後に期待が集まる。

　今後の予定として、8月中旬に秋野菜の種まき・苗植えを予定する。

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