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銀座に創作ロールすし店「SHARI」-ノバレーゼ、アジア進出に向け旗艦店

オープンキッチンには古木を加工した装飾を施す

オープンキッチンには古木を加工した装飾を施す

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 銀座・並木通りに2月4日、ロールすしが主力の創作和食レストラン「SHARI THE TOKYO SUSHI BAR(シャリ・ザ・トーキョー・スシ・バー)」(中央区銀座2、TEL 03-5524-8788)がオープンした。経営は、婚礼衣装や婚礼プロデュースなどを手がけるノバレーゼ(銀座1)。

マンゴーを使ったロールすし

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 同社は昨年8月、上海に同業態1号店をオープン。サーモンやアボカドなど定番の具材に加え、マンゴーを使ったフルーツ系ロールすしなどの「変わり種」も提供し、中国での日本食ブームを背景に人気を得てきたという。

 上海店開業以来「中国でブライダルに関する事業提携などの申し出を受けるようになった」(同社)といい、アジア各地での事業展開には「現地との人脈や信頼構築が重要」と判断。今後「SHARI」ブランドを基軸に、当面はレストラン事業で中国・ベトナム・香港などアジア主要都市への進出を目指すという。

 旗艦店に位置付ける東京店は、銀座に拠点を置くことで「ブランド力」の強化を狙う。場所は並木通りの銀座ベルビア館隣で、「農家の台所」なども出店する「アルボーレ銀座ビル」8階。石や木など天然建材を使った内装は、国内外で活躍するデザイナー垂見和彦さんが手がけた。店舗面積は約60坪で、席数は66席。

 フードメニューは、週替わりのSHARI ロール、生湯葉ロール、サーモンとアボカドロールなどのロールすし10種(各700円)に加え、「茄子の生ウニ田楽」(600円)、「旬のお造り」(単品600円~)など単品料理も取りそろえる。ランチタイムには「オリジナルロールすしと地鶏の竜田揚げ定食」(1,000円)など定食メニューを提供。ドリンクは、ビール、日本酒グラス(以上600円~)、グラスワイン(赤・白、700円~)など。

 ターゲットの3割は中国人を中心にした外国人を見込む。今後については、「フルーツすしやベジタリアン向けのメニューを今後さらに充実させたい」と同社広報担当者。客単価は、昼=1,200円、夜=3.500円を見込む。

 店内には50インチのスクリーンなど映像・音響設備を導入し、同店専任のパーティープランナーも配属。結婚式の2次会などのパーティー需要も見込む。年間売り上げ目標は1億4,000万円(初年度)。「今後はフランチャイズ化も視野に入れ、海外と日本を合わせ年間数店舗の開業を目指す」

 営業時間は11時30分~15時、18時~23時30分。第2水曜定休。

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